皆さま、こんにちは。Yukioです。
大学を除籍された元日本語教師、おまけに難病持ちという、履歴書的には詰んでる人間が、持ち前の明るさと、今まさに学んでいる最中のAIツールを武器に、資産5万円から3年で1億円を目指し奮闘しています。
頭がいいからAIを使うのではなく、根っからのブルーワーク思考だったからこそ気づけたことを、正直に綴っていきます。
このブログが、あなたの一歩を後押しできれば幸いです。ぜひ最後までお読みください。
上司から「そろそろ課長候補として考えてほしい」と言われた。でも正直、心の中では「できれば断りたい」と思っている自分がいる。
そんな感覚を裏付けるような調査結果が話題になっていた。この記事では、その数字の中身と、昇進を判断する軸を整理したい。
この記事の結論
- 一般社員の約8割が管理職になりたくないと回答し、管理職自身も6割が「損が大きい」と感じている
- 「昇進を避ける」のは逃げではなく、権限と報酬のバランスが崩れたポスト設計への合理的な反応でありうる
- 昇進の可否そのものより、「裁量・収入・時間を自分でコントロールできるか」を基準に判断したい
「管理職は損」というデータが示す中身
人材派遣大手アデコが実施した調査(一般社員800人・管理職600人を対象にしたインターネット調査、2026年9月3日FNNプライムオンライン報道)によると、一般社員の約8割が管理職になりたくないと回答した。
興味深いのは、これが一般社員だけの感覚ではないことだ。すでに管理職に就いている人自身も、約6割が「損が大きい」と認識しており、やりがいを「感じていない」層も54.3%に上る。
一般社員が管理職を避ける理由の上位は、「ストレスが大きい(78.0%)」「責任の増加(52.7%)」「勤務時間の延長(46.3%)」。管理職転換の条件として最も多かったのは「給与・賞与の大幅な増額」で69.7%だった。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 管理職になりたくない一般社員 | 約8割 |
| 「損が大きい」と感じる管理職本人 | 約6割 |
| やりがいを感じていない管理職 | 54.3% |
| 管理職転換の条件(最多) | 給与・賞与の大幅な増額(69.7%) |
「昇進を避ける」のは逃げなのか、賢さなのか
「管理職になりたくない」と感じると、どこかで「自分は消極的なのだろうか」「出世意欲がないと思われないか」という不安がよぎる。
でも今回の数字を見る限り、それは個人の甘えというより、権限の大きさと報酬・裁量が釣り合っていない、ポスト設計そのものの問題である可能性が高い。
あるコメントでは「管理職は本来、自分でコントロールできたり将来をある程度選択できる身分でなくてはならない」という指摘があった。今の管理職の多くが、その本来あるべき姿から離れてしまっている、という見方だ。
あなたの会社の管理職ポストは、”割に合う”設計か
ここで大事なのは、「管理職になるべきか」を一般論で判断しないことだ。ポストごとに条件は大きく違う。
| 損をしやすい管理職ポストの特徴 | 割に合いやすい管理職ポストの特徴 |
|---|---|
| 残業代が出ず、実質的な時給が下がる | 裁量労働・成果連動で、働き方を自分で決められる |
| 昇給幅が一般社員の昇給率と大差ない | 昇給幅が明確に大きく、責任と報酬が連動している |
| 権限は増えないのに責任だけ増える | 予算や人事など、実質的な決定権が伴う |
実際にあるコメントでは、大企業の課長が「一般社員は昇給+ベースアップで年収が毎年8〜9%上がるが、課長の昇給は3〜4%」と、昇給率で一般社員に逆転されている実態を明かしていた。
自分の会社の管理職ポストが、この表のどちらに近いかを確認するだけで、判断の解像度は大きく変わる。
Xで見た、管理職を巡るリアルな声
印象的だったのは、昇進を「降りた」ことでかえって状況が良くなったという体験談だ。「子供2人目の誕生をきっかけに管理職を降格させてもらった。何もしなければ給料は下がるが、違う方法でキャリアを積んだ結果、管理職の時より収入が高くなり、定時出勤・定時退社もできるようになった」という声があった。
一方で、「管理職の報酬水準は現状の2倍はあってもいい。主任級が少し多めに残業すれば課長を超えてしまえるなら、課長職には何の旨味もない」という、制度設計そのものへの批判もあった。
「管理職でも、部下に丸投げして手柄だけ得る人と、自分もチームの一員として動く人がいる」という、管理職の中の格差を指摘する声も見られた。
昇進の可否より、収入と裁量を守る軸で考える
今回の一件を見ていて感じるのは、「管理職になる・ならない」の二択で悩むこと自体が、本当の論点をぼかしてしまうということだ。
大事なのは肩書きではなく、収入・裁量・時間を自分でコントロールできる状態に近づけるかどうかだ。管理職になることでそれが実現するポストなら受ける価値があるし、逆に責任だけ増えて裁量が伴わないなら、断ることは十分に合理的な選択になる。
会社の出世コースに乗るかどうかとは別に、自分の市場価値やスキルを、会社の肩書きに依存しない形で積み上げておくという視点も、長期的な収入と自由を守るうえで欠かせない。
今日の一歩
今の職場の管理職について、次の2点を確認してみてほしい。
①直近の管理職昇進者は、昇進前と比べて残業代を含めた実質年収がどう変わったか。②その管理職は、予算や人事など、自分の裁量で決められることがどれくらいあるか。
この2点が曖昧なまま昇進を打診されている場合は、返事をする前に上司や人事に直接確認することが、後悔しないための一歩になる。
まとめ
- 一般社員の約8割が管理職になりたくないと回答し、管理職自身も6割が「損が大きい」と感じている
- 「昇進を避ける」のは逃げでなく、権限と報酬のバランスが崩れたポスト設計への合理的な反応でありうる
- 損をしやすいポストか、割に合うポストかは、昇給幅・裁量・残業代の有無で見分けられる
- 昇進の可否より、収入と裁量を自分でコントロールできる状態に近づけるかどうかを軸に考えたい
「管理職は損」というデータは、出世そのものを否定する話ではない。自分が乗ろうとしているポストが、責任に見合う裁量と報酬を伴っているかを、肩書きより先に確認する。それが、後悔しない昇進の見極め方になるのだと思う。
MEDIA
一部だけ引っかかったので書き込みます。「「管理職は損」というデータが示す中身」については、反対の立場の説明も欲しかったです。結局のところ「行動しろ」に落ちていて、そこで止まっている人向けの答えにはなっていないと思います。長文で失礼しました。
46.3%という数字は、正直まったく知りませんでした。「まだ間に合う」の根拠が示されているので、精神論には感じませんでした。友人にも共有しました。
「あなたの会社の管理職ポストは、"割に合う"設計か」の説明が丁寧で、ようやく腹に落ちました。将来の話を絵空事ではなく数字で語ってくれるのがよかったです。
はじめまして。「「昇進を避ける」のは逃げなのか、賢さなのか」で書かれていたこと、明日から意識してみます。読みながら何度かうなずいてしまいました。同じテーマで40代版も読んでみたいです。
同世代として書き込みます。
特に「「昇進を避ける」のは逃げなのか、賢さなのか」は、自分に完全に当てはまっていました。定期的に読み返したい内容です。陰ながら応援してます。
あえて逆の意見を書きます。管理職は損は、条件によって答えが変わる話だと思います。タイトルの強さに対して、中身は一般論の域を出ていないように思います。次の記事でこのあたりが埋まることを期待しています。
深夜に検索してたどり着きました。「昇進の可否より、収入と裁量を守る軸で考える」のところが一番刺さりました。同じことをぼんやり考えてはいたんですが、言語化されると重みが全然違いますね。また来ます。
管理職は損の話、まさに今の自分に重なりました。正直、耳が痛い話でした。でも読んでよかったです。
管理職は損の話ですが、そこまで単純に言えるものでしょうか。精神論に見える部分がありました。その数字はどこから来ているんでしょうか。
「Xで見た、管理職を巡るリアルな声」で挙げられている例が、少し極端では。読者層を限定しすぎでは。当てはまらない人の方が多い気がします。
概ね同意なんですが、一点だけ。6割という数字の使い方が、少し都合よく見えました。
管理職は損、うすうす感じてはいましたが、こう整理されると納得です。