将来・キャリア・人生俺の場合はこうだった

海外の老舗音楽メディアで一斉解雇。「書く仕事」が消えていく時代に、キャリアとして生き残る道を考えてみた

皆さま、こんにちは。Yukioです。

大学を除籍された元日本語教師、おまけに難病持ちという、履歴書的には詰んでる人間が、持ち前の明るさと、今まさに学んでいる最中のAIツールを武器に、資産5万円から3年で1億円を目指し奮闘しています。

頭がいいからAIを使うのではなく、根っからのブルーワーク思考だったからこそ気づけたことを、正直に綴っていきます。

このブログが、あなたの一歩を後押しできれば幸いです。ぜひ最後までお読みください。

Q. 海外の音楽メディアで何が起きたの?

A. 8月4日、アメリカの老舗音楽メディア4媒体で大規模な人員削減が実施され、ほぼ全スタッフが職を失った。単なる一業界の出来事ではなく、「取材して書く仕事」がこれからどう扱われていくのかという、多くの人のキャリアにも関わる話だ。

この記事の結論

  • 8月4日、アメリカの老舗音楽メディア『BrooklynVegan』『Alternative Press』『Revolver』『Goldmine』でほぼ全スタッフが解雇された
  • 親会社は世界最大のコンサート・プロモーターLive Nation傘下の「Veeps」で、買収からおよそ1年半というスピードでの解雇だった
  • 親会社にとってメディアの価値は「読者とアーカイブ」にあり、「取材して記事を書く人間」はコスト・センターとして真っ先に削られた可能性が指摘されている
  • 音楽メディアは「バズる話題だけを追う大手」と「読者支援で成り立つ小規模独立系」に二極化し、その中間にいた層が経済的に立ち行かなくなっている
  • これは音楽業界に限った話ではなく、AI時代に「取材・執筆・批評」という仕事がどう評価され、生き残っていくかという、誰にとっても他人事ではないキャリアの話だ
📌 この記事の結論
買収された「中間層」メディアで一斉解雇が起きた背景には、企業にとってメディアの価値が「読者とアーカイブ」に集約され、「取材して書く人間」がコスト・センターとして切り捨てられやすい構造がある。これは音楽業界に限った話ではなく、AI時代に「書く仕事」がどう評価され、生き残っていくかという、誰にとっても他人事ではないキャリアの話だ。
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何が起きたのか。老舗音楽メディア4媒体での一斉解雇

まずは、日本ではまだあまり話題になっていないこの出来事の中身を整理する。

編集者もカメラマンもSNS担当も、ほぼ全員が職を失った

8月4日、アメリカの老舗音楽メディア『BrooklynVegan』『Alternative Press』『Revolver』『Goldmine』の4媒体で、大規模な人員削減が実施された。編集者、カメラマン、SNS担当者など、創業者などごく一部を除くほぼ全スタッフが職を失ったと伝えられている。『Revolver』は日本のメタルファンにもお馴染みの媒体で、これらのメディアはインディ音楽シーンで長年、実際にライブハウスに足を運びアーティストを紹介し、シーンの熱気を記録し続けてきた存在だった。

この4媒体の親会社は、ライブ・ストリーミング企業「Veeps」。Veepsは2021年に世界最大のコンサート・プロモーター「Live Nation」の傘下に入り、2024年から2025年にかけてこの4媒体を買収したという。つまり「コンサート・プロモーターの子会社が、自社の扱うジャンルをカバーするメディアを買収し、その約1年半後に記事を書くスタッフを解雇した」という構図だ。サイトのドメインも過去の膨大なアーカイブ記事も残っているが、新しく記事を書く人間はもういないかもしれない、という状態になっている。

項目 内容
対象メディア BrooklynVegan/Alternative Press/Revolver/Goldmine(米国の老舗音楽メディア4媒体)
解雇の規模 創業者など一部を除き、編集者・カメラマン・SNS担当者などほぼ全スタッフ
親会社 Veeps(ライブ配信企業、Live Nation傘下)
買収から解雇までの期間 2024〜2025年に買収→2026年8月に一斉解雇(約1年半)

固定観念くん
サイトも記事も残ってるなら、別に大した問題じゃないんじゃない?

ゆきお
見た目は残ってても、新しく記事を書く人がいなくなるってことは、そのメディアの”今”が更新されなくなるってこと。過去の遺産だけで生き延びてる状態だと思う。

👑
センセイ
メディア買収の後に編集部門が縮小されるケースは国内外問わず見られる傾向で、買収側が既存の読者基盤やアーカイブの価値を重視する一方、継続的な取材・執筆機能をコストとみなす構造が背景にあるとされています。

買収した企業にとって、「書く人間」はコストでしかなかった

なぜ、このタイミングでの解雇だったのか。

メディアの価値は「読者とアーカイブ」、記事を書く人はコスト・センター

今回の件を報じたCKORDの記事「BrooklynVegan Layoffs: What Happens When the Promoter Owns the Press」によると、親会社にとってメディアの価値は「読者とアーカイブ(=チケットを売るためのプラットフォーム)」であり、「取材をして記事を書く人間」はコスト・センターとして真っ先に削減されたのではないか、と指摘されている。世界最大のコンサート・プロモーターの傘下に入った以上、メディアの役割は「独立した批評」よりも「チケットが売れる導線」として期待された、という見方だ。

音楽メディアは今、世界中で存続の危機に直面している。レーベルの宣伝予算はSNSやその広告にシフトしつつあり、廃刊に追い込まれた雑誌も多い。CKORDの記事によれば、今の音楽メディア(Web)は「アクセス数を稼いで広告収入を得るために、すでに流行っている話題しか取り上げない大手メディア」か、「読者からの直接的な支援で成り立つ小規模な独立系メディア」かの二極化が進んでいるという。

  • 大手メディア:アクセス数と広告収入を優先し、すでに話題の内容を中心に扱う
  • 独立系メディア:読者からの直接的な支援で成り立つ、小規模な運営
  • 今回解雇が起きたのは、この2つの中間にいた「200人キャパのライブハウスにプロのカメラマンを派遣できる体力がありつつ、ローカルシーンにどっぷり浸かった書き手を抱える」メディアだった

固定観念くん
結局、稼げないメディアが淘汰されただけじゃないの?

ゆきお
そう言えなくもないけど、問題は「稼げない」の中身だと思う。取材や批評という一番手間もお金もかかる部分が、真っ先に切られる対象になってるってことだから。

👑
センセイ
広告モデルに依存したメディアは、AI検索の普及によるアクセス数の減少や広告市場の変化といった複合的な要因により、特に取材・編集コストのかかる中規模メディアが経営面で厳しい状況に置かれやすいとされています。

「中間層」メディアが消えていく先に、個人でどう生き残るか

最後に、この話を自分自身のキャリアに引き寄せて考えてみる。

「独立した記録者」という選択肢

今回の一件を伝えたのは、日本の独立系音楽メディア「Prog Project」だ。彼ら自身、今回で言う「小規模な独立系メディア」にあたるが、「読者からの直接的な支援で成り立つ」状況にはまだ到達しておらず、現状ほぼボランティアで運営しているという。有料note記事はほとんど売れず、YouTubeやポッドキャストの再生数を伸ばすのにも毎回苦労している、と正直に綴っている。それでも「この人の話を訊いてみたい」「この音楽を皆に広めたい」というモチベーションだけで運営を続けている。

「誰からも金銭的な提供を受けていない独立した立場だからこそ、完全に自由に、書きたいことだけを書き、訊きたい人だけに話を訊けている」——この視点は、音楽メディアに限らず、書く仕事・発信する仕事全般に通じる話だと思う。企業に雇われて書く仕事は、買収や経営判断ひとつでコスト・センターとして切られるリスクを常に抱えている。一方で、規模は小さくても自分の裁量で動ける立場は、そのリスクから距離を置ける。どちらが正解ということではなく、自分がどちらの立場でキャリアを積んでいきたいかを、意識しておく価値はある。

  • 雇われて書く仕事は、買収・経営判断ひとつでコスト・センターとして切られるリスクを常に抱える
  • 規模は小さくても独立した立場は、そのリスクから距離を置ける代わりに、マネタイズの難しさという別の壁がある
  • 「アクセス数やアルゴリズムに左右されない熱量や文脈を言葉にして残す」という価値は、AI時代にこそ改めて見直されていい

固定観念くん
でも独立系って、結局稼げてないんでしょ?意味あるの?

ゆきお
今すぐ稼げるかどうかだけで測ると、そう見えると思う。でも「誰にも切られない立場で書き続けられる」こと自体が、今の時代だと結構な強みなんじゃないかな。私自身、AIツールを使いながら発信を続けてるのも、似たような理由がある。

👑
センセイ
雇用に依存しない複数の収入源・発信手段を持つことは、労働市場の変化に対するリスク分散として、キャリア形成の観点からも一定の合理性があるとされています。

まとめ

この記事では、海外の老舗音楽メディアで起きた一斉解雇をきっかけに、「書く仕事」がこれからどう生き残っていくのかについて考えてきた。

  • 8月4日、老舗音楽メディア4媒体でほぼ全スタッフが解雇され、親会社Veeps(Live Nation傘下)による買収からおよそ1年半というスピードだった。
  • 親会社にとってメディアの価値は「読者とアーカイブ」であり、「取材して書く人間」はコスト・センターとして削減された可能性が指摘されている。
  • 音楽メディアは「アクセス数重視の大手」と「読者支援型の独立系」に二極化し、その中間層が最も割を食っている。
  • 独立した立場で書き続けることは、マネタイズの難しさと引き換えに、雇用リスクから距離を置ける選択肢になる。
  • 雇われるか、独立するか。どちらか一方ではなく、自分がどちらの比重を強めていきたいかを意識することが、これからのキャリアの土台になる。

「書く仕事」が消えていくわけではない。ただ、誰に雇われてどう書くか、その選び方が今、静かに問われている気がする。

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Yukio
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コメント 23件

  1. t
    tsumitate_taro 8/11 06:45

    「買収した企業にとって、「書く人間」はコストでしかなかった」については、反対の立場の説明も欲しかったです。結局は若い人向けだと思います。年齢の壁の話が抜けています。

    返信する
  2. し
    しんご 8/11 15:33

    「買収した企業にとって、「書く人間」はコストでしかなかった」で書かれていたこと、明日から意識してみます。無理せず続けてください。

    返信する
  3. 製
    製造ライン 8/11 22:11

    書く仕事、うすうす感じてはいましたが、こう整理されると納得です。

    返信する 返信 1
    • Yukio 著者 8/12 02:53

      コメントありがとうございます。そう言ってもらえると、続ける理由になります。

  4. 中
    中間管理職 8/12 06:39

    水を差すようですが、「「中間層」メディアが消えていく先に、個人でどう生き残るか」は言い切りすぎだと思います。

    返信する
  5. ケ
    ケイタ 8/12 12:03

    書く仕事は、条件によって答えが変わる話だと思います。

    数字の出し方が都合よく見えます。前提条件をもっと明記してほしいです。前提条件をもう少し具体的に書いてもらえると判断しやすいです。

    返信する
  6. そ
    そうた 8/12 16:30

    0.05%という数字だけ切り取っても、前提が違えば意味は変わるのでは。

    返信する 返信 1
    • Yukio 著者 8/12 23:15

      厳しいご意見ありがとうございます。前提条件の書き方が甘かったです。次の記事で補足します。

  7. 兼
    兼業主婦 8/12 17:22

    「「中間層」メディアが消えていく先に、個人でどう生き残るか」のところが一番刺さりました。

    逆にうまくいかなかったケースの話も読んでみたいです。ブックマークしました。

    返信する
  8. あ
    あきら 8/12 23:46

    0.05%という数字は、正直まったく知りませんでした。難しい言葉に逃げていないのがよかったです。用語だけ並べられても結局わからないので。次の記事も待ってます。

    返信する 返信 1
    • Yukio 著者 8/13 12:52

      ありがとうございます。自分も日々迷いながら書いているので、同じ目線で読んでもらえて嬉しいです。

  9. 個
    個人事業主2年目 8/13 11:42

    あえて逆の意見を書きます。

    0.05%という数字の使い方が、少し都合よく見えました。言っていることはわかりますが、これは元手や時間に余裕がある人の理屈だと思います。前提条件をもう少し具体的に書いてもらえると判断しやすいです。次の記事でこのあたりが埋まることを期待しています。

    返信する
  10. 匿
    匿名希望 8/13 14:27

    読みましたが、正直しっくり来ませんでした。

    書く仕事の結論に持っていくのは、やや急ぎすぎでは。まだ間に合うと言われても、その根拠は弱いと感じました。前提条件をもう少し具体的に書いてもらえると判断しやすいです。次の記事でこのあたりが埋まることを期待しています。

    返信する
  11. と
    ともや 8/13 22:10

    厳しめの意見になります。「何が起きたのか。老舗音楽メディア4媒体での一斉解雇」で挙げられている例が、少し極端では。

    返信する
  12. か
    かずき 8/14 01:31

    書く仕事の話ですが、そこまで単純に言えるものでしょうか。精神論に見える部分がありました。その数字はどこから来ているんでしょうか。厳しいことを書いてすみません。

    返信する
  13. 地
    地方在住40代 8/14 08:57

    共感している人が多いようなので、別の見方も置いておきます。

    書く仕事について、この記事だけで判断するのは危ういと感じました。その数字の出典はどこでしょうか。差し支えなければ教えてください。

    返信する
  14. 元
    元派遣→正社員 8/14 12:27

    厳しめの意見になります。

    「「中間層」メディアが消えていく先に、個人でどう生き残るか」の項目、もう少し掘り下げてほしかったです。その数字の出典はどこでしょうか。差し支えなければ教えてください。

    返信する 返信 1
    • Yukio 著者 8/15 00:17

      おっしゃる通りで、まだ証明できていない部分です。だからこそ経過を全部公開しています。

  15. m
    moka 8/14 18:56

    厳しめの意見になります。

    書く仕事について、逆の見方もあると思います。理想論としては同意しますが、現実には時間も体力も残っていない人の方が多いのでは。一読者の意見として受け取ってもらえれば。

    返信する
  16. 実
    実家住み27歳 8/15 06:16

    読みましたが、正直しっくり来ませんでした。「「中間層」メディアが消えていく先に、個人でどう生き残るか」のところは、根拠が薄いと感じました。長文で失礼しました。

    返信する
  17. り
    りょう 8/15 17:07

    あえて逆の意見を書きます。書く仕事、少なくとも自分の周りでは当てはまりません。データの出典が曖昧なところがあります。そこが埋まれば納得できるんですが。

    返信する
  18. R
    ROM専でしたが 8/15 20:16

    書く仕事という枠組み自体に無理がある気がします。正直、途中で読むのをやめかけました。前置きが長いです。間違っていたら指摘してください。

    返信する
  19. た
    たくみ 8/16 02:39

    0.05%という数字の出典がどこなのか気になりました。将来が読めない時代に長期の計画を立てること自体、あまり意味がない気もします。次の記事でこのあたりが埋まることを期待しています。

    返信する

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